私とピラティスの出会い
私がピラティスを知ったのは2008年、当時の私は腰を傷めたフィギュアスケーターでした。
ピラティスがいいと聞いたけれど、当時はランニングやウェイトトレーニングは主流の時代。
近所にピラティスをできる環境はなく、インストラクターもいませんでした。
そのまま現役を引退し、会社員として働きだした後も腰痛は続き、2時間の映画鑑賞や長時間の新幹線移動もままならない。
座りっぱなしのデスクワークに運動不足を感じた時に、ふとピラティスの存在を思い出し、梅田にできたばかりのピラティススタジオに足を運びました。
4歳から18年もフィギュアスケートをしていた私ですが、ピラティスを初めてした時はわけがわからず、、
呼吸に合わせて身体を動かすだけで必死!
「これが何に効いているのか」考える余裕もありませんでした。
それでも5回、10回とレッスンを重ねていくうちに腰痛はなくなり、ピラティスの帰り道はヒールで坂道を登っても足取りが軽い♪
これをもっと勉強したい!
日々のレッスンを通して、筋肉や骨、関節、それぞれのつながりについて学ぶようになった私は、レッスン以外の日常生活の動作にも興味津々!
フィギュアスケートをしていた頃は、”できないこと”や”格好が悪いこと”ばかりに目がいって、気に入らなかった自分の身体に興味を持ち、観察をすることで少しずつ「好き」や「労い」の気持ちが湧いてくるようになりました。
痛みがなくなり、自分の身体を知り、自分自身を好きになっていく、、
1つ1つは小さな気づきですが、私の人生をポジティブに転換してくれた大きな機会でした。
そしてインストラクターの道へ
そして「もっともっとこれを学びたい!」「自分の好きなことに夢中になりたい!」と飛び込んだインストラクター養成コース。
先輩や仲間に恵まれ、2015年に開業を果たし、今年の5月で7周年を迎えました。
身体も心もパワフルに!
ピラティスで身体も心もパワフルになった私は、好きなもの、興味を持ったものに飛び込んでいく性格までパワフルになり(笑)
自分の心ともっと繋がってみたいと思い 2017年 Integrated Healingの講習を受けにサンディエゴへ、
大好きなチョコレートをもっと好きになりたくて 2020年 京都のRaw chocolate Alchemistコースへ、
今も楽しい枝をどんどん自由に伸ばし続けてます。
でも、どんなに枝が増えても熱が冷めないのがピラティス。
ジョセフ・ピラティス氏の提唱したコントロロジー(ピラティスの別名)の世界は奥が深く、私自身も大きく深い洞窟の中をひたすら奥に進むような気持ちで毎日動き、学びを重ねています。
まだまだレッスンでは伝えきれていない感覚もたくさんありますが、どんなに難しくつまづく日があっ ても、身体が「これは絶対にいいやつ!」と訴えかけているように感じます。
身体が連れていってくれる世界はどんなところなのか、私も楽しみながら進んでいます。
こんな私の経験がみなさんのお役に立てると幸いです。