肩こりの悩みとピラティスでのアプローチ法

Pilates

前回の腰痛に続き、たくさんの方が悩んでいるのが肩こりだと思います。

勉強やデスクワーク、 抱っこが必要なお子さんがいる方など、日常生活と切っても切り離せないのが肩こり。

そこで肩こりにまつわる身体とピラティスのお話を今回はしていきたいと思います。

肩が心地良いポジションを見つけよう

そもそも肩がこらず、鎖骨や肩甲骨のラインが美しく見えるポジションはどこなんだろう?

自分で肩のポジションを見つけるのは非常に難しいです。

肩関節というのは、肩甲骨、上腕骨、 鎖骨の3種類の骨でできており、この3種類の骨に付着している筋肉数は17種類以上。筋肉は首や背中、腕、肋骨にまで繋がっています。

動きの自由度が高い故に肩の構造は複雑なのです。

いい姿勢を作ろうとして背筋を伸ばし、肩甲骨を背中にギュッと寄せても長時間持続できないのは、身体の他の部分と繋がりやバランスがとれていないから。

ピラティスはどのエクササイズも全身の繋がりを意識しながら動くので、自分の身体にとって心地よく美しいバランスを見つけることができます
レッスン後は、肩や胸の周りがとっっっても軽くなるので、その感覚がやみつきになる方も多いです♡

Yukina
Yukina

では具体的にどんなレッスンをしているの?と思われた方に、代表的な2パターンをご紹介します。

*前述した通り、肩の構造は複雑です。今回はたくさんあるパターンの中から2つをご紹介させていただきます。

肩こりタイプ その①「背中が突っ張ってカチカチ」

背中の筋肉を硬めて姿勢のバランスと取っている方に多いタイプ。

背中(特に肩甲骨の内側)をボールやストレッチポールでほぐしてもなかなかほぐれないという方もこのタイプです。
今までレッスンをしてきた私の印象ですが、まじめで慎ましくなんでも黙々とこなせる方が多いように思います。

このタイプの肩こりさんには、レッスンを通して、身体の内側にしっかりと呼吸が入ることを感じてもらいます。(“入れる”じゃなくて、自然と「入る」というところがミソです♪)


呼吸する度に肺や肋骨がふんわりと柔らかく膨らみ、内側から胸の広がりを感じられると、日常の中で胸が弾んだり、ワクワクする機会が増えていきます。
背中に呼吸が入り、背面の筋肉の繋がりを感じられると、頑張らなきゃいけないと思っている日常が少し違って見えてきます♪

身体は私たちが思っている以上に私たちの状況を教えてくれてます。

まじめなことや慎ましいことは決して悪いことではなく、それも一つの個性や才能なのですが、もしこのような肩こりでお悩みの場合は、もっともっと日常に楽しいことが増えていくという身体からのメッセージかも!?

Yukina
Yukina

私たちは身体から自分の状況を変えてあげることもできるのです♪

肩こりタイプ その②「腕がだらんとぶら下がっている」

両腕の重さは体重の約12%と言われています。

普段の何気ない姿勢をとっている時、あなたの腕は体幹のおもりになっていませんか?
重さに負けて肩が内側に巻いてきたり、胸がペシャンコになっていませんか?

これはピラティスを始めてから知ったことですが、アジア人は欧米人に比べて四肢が短い分、腕の筋肉がさほどなくても身体のコントロールができます

それはスポーツにおいてはとっても有利なのですが、逆に私たちは腕の筋肉のパワフルさを知らないのも事実。

かといって、がむしゃらに腕だけを鍛えてしまうと、重さだけが増して肩こりを悪化させてしまったり、さらに猫背になってしまうこともあるので注意が必要です。

大切なのは繋がり

腕の筋肉を使っているようで、肘で突っ張ったり、手首を捻ってエクササイズをしている女性はかなり多いです。

マシンピラティスのレッスンでそれぞれの身体にあった腕の筋肉の使い方を確認すると、みぞおちから腕の筋肉のつながりがしっかり感じられて、背中や脇腹から上半身を上へ上へと引き上げてくれる感覚が出てきます。

Yukina
Yukina

この感覚はマシンピラティスならではのおすすめポイントです。

*こちらの記事は7/18~7/22にインスタグラムにも投稿しています。

この記事を書いた人
Yukina

神戸岡本のスタジオ「yukiritual」を拠点に活動するピラティスインストラクター及びIntegrated Healingプラクティショナー。
(秋冬にはローチョコレートの製造販売も行っています。)

日頃のレッスン、セッションを通して感じた事や、身体や心が軽くするヒントを発信しています。

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