ピラティスインストラクターが考える How to makeover your life」 はじめのお話は脚について。
脚の悩みとピラティス
以前、大手のネット広告の営業さんから教えていただいたですが、「フィットネスを実際に始める決め手になった理由」第一位は「足(脚)が太い」だったそうです。
脚の悩みは千差万別。
外反母趾や巻き爪のような足先の問題から、太ももの大きさ、もも裏のセルライト、ふくらはぎが外に張り出している、足首がないなど、場所と悩みによってアプローチは全く変わってきます。
これまでの投稿でお話しした通り、ピラティスでアプローチするのは脚の繋がり。
足裏からお尻までの筋肉の働きが力強く繋がると、グラウンディングがしっかりしてきます。
グラウンディングとは、大地に根を張るようにフィジカル的、エネルギー的に地に足を着けて生きること。
「今ここを生きる覚悟」だと私は思っています。
自分の人生を生きる覚悟のある女性は、足の太い細いに関係なく筋の通った潔さと、どんな自分も受け止めて愛せる美しさがあるように思います。
そしてこの足のグラウンディングがしっかりしていないと、そこから繋がるお尻や骨盤のポジショ ンにも影響が出てきます。
あなたの心地いい脚のラインとポジションはどこにあるんでしょう?
これから詳しいお話をしていきます♪
あなたの足は地面についてる?
まず自分の足を見てみましょう。
あなたの足の指はまっすぐ伸びていますか?
足先がどこかの節で丸まっている方がいるかもしれません、逆に足の指が少し反っている方もいるかもしれません。
どこか一ヶ所だけ指と指の間が 狭くなっていたり、外反母趾で親指が内側に傾いていたり、小指の爪が横を向いて小さくなっている方もいるかと思います。
足先をほぐして本来の位置に戻そう
まずはご自身の足先を観察してみて、動画のように足先をほぐしてみて下さい♪
私のおすすめはお風呂に入った時に湯船の中でやることです。
(お風呂上がってからって、やることいっぱいあって忘れちゃいせんか!?笑)
足の指や足先は、靴の形や歩き方によって変形しやすい場所。
先の細いブーツやヒールの高いパンプスを繰り返し履いていると、足の先の形と重心も靴に合わせて変わってしまいます。
それをそのまま放置すると、足の重心が崩れて、どこか一ヶ所だけ筋肉がゴツくなったり、足の裏にうおのめができることも。涙))
すでに足先に歪みや偏りを感じている方は、1日では変化を感じられないかもしれません。
でも継続していくと少しずつ爪の向きや足先の形が本来の位置に戻ってきます。
足の指、足の裏でしっかり地面を捉えられるようになると、重心がブレなくなるので、余計な力みが抜けて、脚全体の筋肉をバランスよく使えるようになっていきます。
かかとの重心やくるぶしも観察してみよう
そして、足先と一緒に観察していただきたいのがかかとの重心。
かかとの重心が外側、内側、斜め後ろなど、偏っていることに気づいた方は、くるぶしにも目を向けてみて下さい。
足の外側と内側でくるぶしの高さが違いませんか!?
重心がかかっている方のくるぶしが低くなっていませんか?
くるぶしは、すねとふくらはぎの骨の始まり。
その骨は膝の下まで繋がっています。
くるぶしのマッサージでバランスを整えよう
くるぶしの高さに違いを感じたら、動画のように足首を回たり、くるぶしの回りをくるくるとマッサージしてあげましょう。
かかとの重心やくるぶしの傾きががよくわからなかった方も、動画の通りに足をほぐしていただけたらOKです♪
- オイルやクリームを塗ってからマッサージすると、皮膚の摩擦がなくなります◎
- 優しく触っても痛い方もいると思うけれど、熱や腫れが出ていなければマッサージして大丈夫です。段々痛くなくなっていきます◎
かかとの重心は家でいう地盤のようなもの、地盤が斜めになっていたら、その上に続く膝や骨盤のバランスも歪んでしまいます。
まずはかかととくるぶしにしっかりスペースを作って、脚の地盤を整えてあげましょう!
また足首には、未来に対する不安や恐れの心が現れると言われています。
逆に足首がしっかりと動く人は大人として成長した意志と志を持っているということ。
外側のくるぶしの下には手放しのポイントがあり、内くるぶしの下には恐怖を手放すポイントがあります。
地に足を着く、まさに接地面となる足の裏とそこから身体を上につなげる足首。
まずはここから見つめ直してみて下さいね♪