ピラティスインストラクターが考える「How to makeover your life」 ラスト2回は首とアゴのお話し。
地面を捉える足から体幹、肩や腕とたくさんの姿勢やバランスを見てきましたが、その全て反映されるのが、この首とアゴです。顔立ちの印象にも繋がる首と アゴを最後に愛を持ってケアをしてあげましょう。
頭を支え、心と繋がっている首の働き
まずは首のお話し。
前述の通り、姿勢や体のバランスが全て反映される首から上、「この人首の姿勢がきれいだな」と思うことはモデルさんなどでない限りほぼありません。
私自身も生まれつきの斜頸(首の背骨が曲がっている)と頚椎が後屈(首の背骨は本来前に反ってカーブしている のですが、それが後ろ側に丸まっていること)しているため、決して褒められた首ではないのですが、ピラティスをして首がニュートラルに近づくと、視界がクリアになり、頭がさっぱりと軽くなる爽快感があります。
首は頭という大切な機能を支えている部位ですが、もう一つ、首の中には喉という器官があります。
喉から下に繋がっているのは心やハラ(腹)。首が縮こまったり、圧迫されるような姿勢が続くと、心で思ったこと、ハラから感じていることを言葉にしづらくなっていきます。(もしかしたら、それを我慢しているから首が圧迫されているのかもしれませんが・・・)
以前、腕の回で 書いた通り、私たちは頭ではなく、心で人と繋がっていきます。
心で感じたことを言葉で出してい くために首のラインはとても大切なのです。
あなたの首の角度はどのタイプ?
まずは動画のように、ご自身の首の角度を壁に立って確認してみましょう!
首の後ろが縮こまっている場合
首の後ろが縮こまっている方は写真のようにアゴが上に上がり、首の後ろや背中が壁から大きく離れたくなります。
首の前側が縮まっている、アゴのラインが下がっている場合
首の前側が縮まっていたり、アゴのラインが下がっている人は、首の後ろが壁につき、後頭部が壁から離れたくなります。
理想的な首のライン
理想は後頭部と背中がピッタリと壁につき、首の後ろが壁から離れるライン。
首のタイプに合わせたマッサージ方法
ご自身の首の姿勢がチェックできたら、首のマッサージをしていきましょう。
首の後ろのほぐし方
首の後ろが縮こまっている方は、頭と首の境目を指で優しくマッサージしてあげましょう。
痛気持ちいい感覚があるのではないかと思います。(1回1〜2分)
首の前側のほぐし方
首の前側が縮まっていたり、アゴのラインが下がっている方は首の前側にある胸鎖乳突筋をマッサージしてみて下さい。(左右1〜2分ずつ)
グイグイ押すと首の筋肉がびっくりしてしまうので、優しく様子を見ながら触れてあげて下さい。
首全体が緊張したり、こわばりやすい方は首の前側と後ろ側のケアどちらもしてみて下さいね♡
次回、最後はアゴのお話しです。どうぞお楽しみに。
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