夜の湿度が高かったり、明け方に暑くなったり、寝ている間に何度も目が覚めてしまうこの季節。
ぐっすり眠って、スッキリ起きられるというのは、当たり前なことのようで案外難しいように思います。
暑い日もぐっすり眠るために
この時期に私がおすすめしたいのは、湿度の高い夜は寝る前に除湿器をかけておき、明け方にエアコンがつくようにタイマーをかけておくこと。
睡眠の質が良くなることで体の不調や生活のサイクルが整ってくることは多いです。
薬膳の世界では22:00~24:00の睡眠はその日の疲れを取る効果があり、24:00~翌2:00の睡眠は次の日の準備をする時間だと言われています。
そう聞くと週に1度でいいから23:00までに寝る日を作りたいですね。
でも「そんなことを言われても、寝ようと思ったって眠れないんです!」という声をレッスンではよく伺います。
夜遅くまで一生懸命働いたら、頭や気持ちのスイッチがなかなか切り替えられない方もいると思います。
そこからスマホを見たり、PCで調べ物をし始めると夜ふかしの始まり。
ピラティスで睡眠の質を上げよう
そんな忙しい方にこそ進めたいのがピラティスです!
ピラティスには睡眠の質を向上させる効果もあるんです。
睡眠の質に大きく関わっているのは自律神経という神経。
呼吸・循環・消化・生殖・排泄など、 私たちの身体の生命維持に必要な機能を自動でコントロールしています。
”自動でコントロール”と言っても、季節の変わり目や環境の変化、生活習慣の乱れや肉体的、精神的ストレスを感じると自律神経はバランスを崩してしまします。
自律神経の働きは、私たちの意思でコントロールできないものが多いですが、
呼吸は唯一!私たちが意識的にアプローチができるところ。
日常生活の中で緊張やプレッシャー、集中する場面になると私たちは自然と呼吸が浅くなります。
そんな無意識のうちに浅くなった呼吸を、ピラティスで意識的に深い呼吸に戻してあげると、 自律神経が整いやすくなるとともに、身体の緊張もほぐれていきます。
仕事の後こそ、体を動かそう!
もう一つは、全身を動かすこと。 私たち人間は、脳が働く量と身体が働く(いわゆる運動)量にギャップが出るとストレスを感じるようにできています。
デスクワークや勉強でたくさん頭を使った時こそ、同じだけ身体も運動が必要なんです。
今日はたくさん働いたぞ!
という時こそ、ピラティスで深い呼吸に繋がりながら全身の筋肉を動かしてあげる。
そうすることで頭も身体もスッキリした状態で就寝モードに入っていけるようになります。
もし、ピラティスに行く時間もないくらい仕事で遅くなってしまった日は、高尾美穂先生のリラックスヨガがおすすめです。
高尾先生のことは、ピラティスのクライアントさんに教えていた だいて知ったのですが、先生のstand.fmやYouTubeに癒され、時にお勉強をさせていただくファンの一人です♡
高尾先生のリラックスヨガをするとバリバリ仕事モードだった頭と身体がスーっと落ち着いていくのがわかります。たった3つのヨガのポーズだけでいいというのも嬉しいポイント♡
帰宅が遅くなってしまった日でも10分足らずでできるので、睡眠時間を削らずに、睡眠の質を向上させてくれます。
無意識の緊張を和らげよう
最後に呼吸法やピラティス、ヨガ、運動はしているけれど、寝ている間に身体がこわばってしまうという方。
こういう方は朝起きた時に背中や肩が凝っていたり、冬場は腰が痛いという方もいらっしゃると思います。
寝ている間に身体がこわばってしまうというのは、無意識のうちに身体が緊張しているということ。
そんな方とはボールやストレッチポールで身体をほぐしながら、ご自身の近況で緊張する仕事やプレッシャーのかかる出来事がないかなど、まずは気さくにお話しさせていただきます。
「もしかして今、すごく責任のある仕事を任されています?」とか
「絶対通らなきゃいけない試験か何かあるんですか?」と何気なく質問すると
「なんでわかったんですか!?」とびっくりされることもしばしば。
肩こりの回でも書きましたが、身体は私たちが思っている以上に私たちの状況を教えてくれます。
自分の状況をわかってくれる人がいたり、それを客観的に見る機会があると、体をこわばらせていた緊張感がふっと和らいでくれることがあります。
そして理由がわかったら身体からのアプローチを始められます!
緊張することは悪いことではありませんが、一番いいのはぐっすり眠って、日中のお仕事や勉強にしっかり集中して取り組めること。
本当はどんな自分で在りたいか、どんな状態でお仕事や勉強に挑みたいのか、ご自身の進んでいきたい方向にピラティスで身体からサポートをさせていただいています。
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