あなたの太もものお悩みは何? もも前のハリにかくれたこころ

Pilates

これまで足先〜膝まで脚についての投稿をしてきましたが、

脚が太いと感じる、脚の筋肉がないと感じる時の一番代表的な部位は太ももではないでしょうか。

Yukina
Yukina

私自身、 自分の太ももの太さが気に入らず悪戦苦闘してきた一人です。

昔の私の太ももは、スケートの練習で毎日筋肉がパンパンに張っていた上に、スケートリンクの寒さに晒され続けてセルライトのついた脚でした。

10代の頃はモデルのような細い脚に憧れていたので、自分の太ももを呪いたいような気持ちになったことが何度もあります。

ピラティスに出会って、脚の形は随分と変化してきましたし、身体のつながりを学ぶうちに筋肉と脂肪の美しさについても価値観が変化してきましたが、昔の理想が自分の中でブワッと蒸し返して、自己嫌悪のような気持ちになることは引退して13年も経った今でもあります。

なので太ももについては、「これが決定版!」というわけではなく、 現時点での私の探求の経過報告のようなものです。 (もちろん他の身体の部位についても日々勉強を続けてブラッシュアップをしていきます♪)

あなたの太もものお悩みは?

あなたの太ももについての悩みはなんですか?

筋肉質なこと?疲れやすいこと?骨の歪み?脂肪?セルライト?筋肉がないこと?

私がピラティスのインストラクターになってから声を大にして言いたいのは、「太ももの問題は太ももだけで起こっているわけではないということ!!

太ももには大腿骨(だいたいこつ)という骨1本しかありません。
しかしそこには骨盤から膝の下、かかとまで、約30種類の筋肉が付着してます。

中でも大臀筋、大腿四頭筋、ハムストリングは全身の筋肉の50% を占めていると言われており、体の代謝を高めるためにここを優先的に鍛えるトレーニングもありますが、 ピラティスで口酸っぱくお伝えしているのは「全身のつながり」。

太ももは足の裏(大地)から骨盤、上半身に向けてエネルギー(体を支える筋力)を伝達してくれる要。

これまで整えてきた足の裏〜ふくらはぎの筋力も、太ももの筋肉を酷使して張ったままにしておいたり、固めて使ってしまうと、そこでエネルギーが途切れてしまいます。
その上の骨盤が歪んでいたり、傾いていても、エネルギーは行き場を失ってしまいます。

せっかく足首やふくらはぎで未来のビジョンを描いても、脚は脚、お尻はお尻、上半身は上半身、とバラバラな体ができてしまうと、心は「今はチャレンジできない」と二の足を踏みます。

前述した通り、太ももに携わる筋肉は片足で30種類、靭帯や筋膜を加えるとそれ以上。

骨盤や膝、すねの骨とのバランスも千差万別。これはブログやインスタグラムの投稿1つでどうにかなるものではありません。

すぐに向き合ってみたいという方は、ぜひピラティスのレッスンにお越しいただきたいのですが、 今回のHow to makeover your life では、あなたの太もものエネルギーをストップさせている部分をほぐしていきたいと思います。

太ももの悩みの原因と、前ももと膝の関係

以前、すねとふくらはぎの骨格や筋肉の付き方は、膝と深く関係していると書きましたが、太ももの前側の筋肉も膝と深く関係しています。

太ももの前側の筋肉は、主に膝を伸ばす動きに使われます。(大腿直筋は太もも全体を持ち上げる時にも働きますが、それは体幹の回でお話ししますね。)

膝を伸ばすというと、サッカーでボールを蹴る時のような動作を想像しますが、私たちの生活の中では、立っている時や歩行時の足を前に出す動作で自然と膝が伸びています。

きをつけの状態でいい姿勢を作ろうとすると、もも前の筋肉をぎゅっと固めて、膝を後ろに押し込む方も多いです。これは膝の回でお話しした過伸展の状態です。

(↓過伸展についての詳しいお話はこちら)

ヒールを履いている時も同様。かかとの高さが上がると、私たちは自然ともも前の筋肉を使って、体が倒れないように、あるいは膝が曲がらないようにバランスをとっています。

もも前の筋肉をぎゅっと固めて、膝を押し込むようにして立つと、足の裏の外側に重心がのり、足の指のはら(特に親指)が床から浮きたくなります。

脚の指が浮くということは足首や土踏まずの重心もバランスを崩しているということ。
太ももの前が張って疲れやすくなりますし、外反母趾など足の問題にもつながります。
靴のかかとが外側から削れるという方も、もも前が力みすぎている可能性があります。

もも前に表れる心の内と、もも前のほぐし方

以前、膝の過伸展には「限界突破」と「自分に対する意識の強さ」 が現れると書きましたが、 ももの前はそれを助けるような「もっとがんばらなきゃっ!」という心があるように思います。

ストレッチやマッサージをしているのに、太ももの前の張りがなかなか取れない、ほぐしてもすぐにまた張ってしまうという方は、頑張ることで何か”から自分を守っていませんか?

恐れを突っぱねるようにもも前の筋肉をつっぱって自己防衛をしていませんか?

心の中を無理に詮索することはないと思います。

「そう思っているところがあるのかも?」と気づくだけで 心の状態は変化を始めます。

そして、その心は内ももや骨盤とつながっていることが多いです。

それも 後々、身体から解きほぐしていきますので、まずは「どんな心が隠れているのかな?」と観察しながら、こちらの動画のように、固くなったもも前をほぐすことで、もも前のガードを解いていきましょう。
(ストレッチポールを使う方法と、手でほぐす方法の2パターン紹介しています!)

固くなったもも前のほぐし方

ストレッチポールを使うと両足同時にできて楽ちん♪
ですが、持ってるローラーが硬い方や、ストレッチポールをお持ちでない方は手でほぐすバージョンを試してみて下さい。

もも前の筋肉はかなり表層(皮膚に近いところ)にあるため、手のひら全体で優しくさするのがポイント。 どんなに硬くなっていても、ぐいぐいと指やこぶしで強く押すのは禁物です!

もも前がほぐれてくると、膝裏のつっぱりが取れて、自然と足の指のはらが床についていきます。

Yukina
Yukina

もも前は毎日たくさん使う筋肉ですので、張りを感じるたびにこまめにほぐしてあげることが大切です。

yukiritualのピラティスレッスンの詳細、ご予約についてはこちらをご覧下さい。

神戸岡本のプライベートスタジオyukiritual


この記事を書いた人
Yukina

神戸岡本のスタジオ「yukiritual」を拠点に活動するピラティスインストラクター及びIntegrated Healingプラクティショナー。
(秋冬にはローチョコレートの製造販売も行っています。)

日頃のレッスン、セッションを通して感じた事や、身体や心が軽くするヒントを発信しています。

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