美しいお尻にはポジティブなエネルギーが流れている

Pilates

ピラティスインストラクターが考える How to makeover your lifeシリーズ。

思い入れの強かった足/脚 編が終わり、本日からは体幹編のスタートです。 

体幹編の一番最初にお話したいのが、お尻と骨盤についてです。

美尻になる筋肉の使い方とは?

前回の内ももやお股と同様に、お尻は“引き締めなきゃ”と思っておられる方が多いのではないかと思います。

ではなぜ?お尻を引き締めなければいけないのでしょう?

お尻が垂れて欲しくないからという方が多いのではないかと思います。

ですが、もも裏の回でお話しした通り、私たちのお尻を垂れないように下から支えてくれているのはもも裏の筋肉 ハムストリングです。


“お尻を引き締めなきゃ”と思って多くの方がトレーニングをするのは、おそらくお尻の上部、大臀筋(だいでんきん)という筋肉ではないかと思います。大臀筋はお尻にえくぼをつくるような筋肉です。

もちろん女性が大臀筋を鍛えても、ちょっとやそっとのトレーニングでは、ムッキムキになることはありません。(筋肉をムキムキにするのは男性ホルモン テストステロンの働きなのです。)

とはいえ、部分的なトレーニングを続けていると、お尻の筋肉は硬くなってしまいます。

大臀筋が硬くなると、私たちの骨盤は後ろに引っ張られてしまい(いわゆる骨盤が後傾という状態)腰痛の原因となります。骨盤 後傾の状態で日常を過ごすと、太ももの張りにも繋がっていきます。

そして、“お尻を引き締めなきゃ”と大臀筋に力を入れて立っていると筋肉は緊張してきます。

大臀筋が緊張してしまうと、今度は骨盤が前に傾き(骨盤 前傾と言います。)、股関節の前側が伸びなくなってしまいます。

股関節の前側が縮んだままだと、膝から下だけを使って歩くため、歩幅が小さく、急いでいないのにセカセカ歩いているように見えたり、足の筋肉を使わずにベタベタと歩くようになってしまいます。

Yukina
Yukina

運動できる人って普段、歩くペース遅くないですか!?あれって大臀筋からしっかりと脚全体を動かせているからだと思うんです。

大臀筋をほぐして、ポジティブに進める力を手に入れよう

そんな大臀筋ですが、本来の働きは脚を後ろに引く筋肉です。

ふくらはぎ同様、私たちが行きたい方向に向かってしっかり蹴り出してくれる筋肉。

しかも私たち人間の大臀筋の筋肉はあの巨体なゴリラよりも大きいんです!
それだけ私たちには「自分の進みたい方向に向かっていける力がある」ということです。

しかし大きな筋肉故に、不安を感じるとそれもまた大きなエネルギーとして溜め込みがちなのが大臀筋。

まずは動画のようにストレッチポールやストレッチで大臀筋に抱えている不安をリリースしてあげましょう。

ストレッチは背中やお尻が丸まると、大臀筋が伸びなくなるので、背筋を伸ばしましょう。

中臀筋の重要な役割

大臀筋の次に注目していきたいのが、お尻の横にある中臀筋(ちゅうでんきん)の働きです。

中臀筋はどんな働きをしている筋肉だと思いますか?お尻が横にはみ出さないようにする筋肉??

いえいえ、中臀筋は私たちが立っている時や歩いている時に骨盤がグラつかないように支えてくれている筋肉なのです。歩いている時に脚を真っ直ぐ出せるのもこの中臀筋のおかげ。

でもピラティスインストラクターとして熱弁したいのは、中臀筋を支えるだけで終わらせてはもったいない!!
中臀筋は「足のエネルギー(筋力)を上半身につなげてくれる」という重要な役割があるのです。

2017年ヒーリングを学びにサンディエゴに行った時、休憩時間に今のピラティスの先生とピラティスの話題になり、エクササイズを始める前の長座のポーズ(脚を前に伸ばして座る姿勢)をしてみることになりました。

たかだか脚を前に伸ばして座るポーズ、なのに先生が言うところに全く力が入らない!

そしてそれなのに、夜には中臀筋が激しい筋肉痛になり、今まで自分がいかに身体のつながりをわかっていなかったかを痛感しました。涙

そんなピラティスインストラクターも見落としがちな中臀筋の本来の働き。

これはピラティスのレッスンでしか体感できないことですので、ぜひスタジオに来て、マシンにのってその感動をシェアしたいのですが、それが叶わない方は、まずは動画のようにお家で硬くなった中臀筋をほぐしてみて下さい。

ストレッチは勢いに任せて腰から捻ってしまうと、お尻の横が伸びないので、捻る角度は中臀筋の伸び具合を確認しながら行いましょう。

丈夫な筋肉ではありますが、ギュウギュウと力いっぱいに押すと、身体もそれを防御しようとして、逆に筋肉が硬くなってしまいます。

中臀筋が硬くなると腰痛が出やすいので注意が必要です!

Yukina
Yukina

逆に中臀筋のストレッチは腰痛の予防にもなりますので、長時間立ったり、歩いたりした時に腰が痛くなる方は、朝と夜の習慣にされることをおすすめします。

yukiritualのピラティスレッスンの詳細、ご予約についてはこちらをご覧下さい。


この記事を書いた人
Yukina

神戸岡本のスタジオ「yukiritual」を拠点に活動するピラティスインストラクター及びIntegrated Healingプラクティショナー。
(秋冬にはローチョコレートの製造販売も行っています。)

日頃のレッスン、セッションを通して感じた事や、身体や心が軽くするヒントを発信しています。

Yukinaをフォローする
Pilates
この投稿をシェア
Yukinaをフォローする
yukiritual blog
タイトルとURLをコピーしました