図星をつかれた時のリアクションで自分の腹の底が見える時がある

Integrated Healing

サンディエゴの講習が折り返しに入った頃の私は、毎日ソワソワしていて、「もう一歩自分の深いところにコネクトできそうな気がするのに、これ以上深く触れるのがなんだかものすごく恐い」という理由のない恐れを感じていました。

本気で変わりたいと思った時に出たキーワード

「恐いけど自分のことはもっと知りたいし、せっかくサンディエゴまで来たんだから本気で変わりたい!」と強く決意した日、セッションで潜在意識から出てきたキーワードはヘラヘラ笑うというものでした。

ペアを組んでいる子に「これどういう意味かわかる?」と聞かれた私は瞬時にその意味を理解し、涙が噴き出してきました。

Noと言えなかった幼少期…

幼少期の私は大人しい子で、決して弁が立つタイプではありませんでした。

「No」とか「嫌」も言えなかったので、ジャンケンの時にお友達から“ゆきなちゃんはグーを出してね”なんて言われたら、“なんかおかしいよなぁ”と思いながらも仕方なくグーを出すような子でした。

小学校に上がると、多少は話せるようになりましたし、口が悪い時期もありましたが、自分のことを「(旧姓)って〇〇よな」と自分の癖や苦手なところを指摘されるとどう反応していいかわからず、黙ってしまったり、ヘラヘラ笑いながら「違うし!」とか「うるさい!」という言葉を絞り出していました。

ピラティスに出会いポジティブに変化

私の経歴:ピラティスインストラクターYukina 自己紹介」でも書きましたが、大人になって、腰痛を抱えていた私はピラティスに出会い、腰の痛みがなくなっただけでなく、そこから物事の考え方や自分の将来についてもポジティブに捉えられるようにマインドまで変化をしました。

当時の私は自分の変化があまりに嬉しくて「こんなふうに気持ちが明るくなるのならば、みんなピラティスをしたら日本も世界もすっごくすっごく明るく平和になるだろうな!」と本気で思っていました。(今も同じように信じているところもありますし、自分を見つめ直していった結果、当時と考え方が少し変わったところもあります。)

腰痛がなくなった直後の私はとにかく明るく、ポジティブで夢をたくさん語っていたし、興奮しすぎて調子にのっていたことやうるさいところもあったと思います。

自分ができていないことや言動が矛盾していることだってたくさんあったと思います。

そんな私に「ゆきなさんって〇〇なところあるよね」とか、「そんなん言っても□□の人はどうするの?」、「なんかその話し方すごく“えらそう”だけど何者なの」と釘を刺したり、矛盾している部分の図星をつくようなことを言う人もいました。

10年経った今、振り返ると「あぁ本当にそうだったな」と反省することもたくさんあるし、嫌味のような言い方をされたことに「あの言い方じゃなくてもよかったんじゃない!?」と思ってしまうところもあります。(私もまだまだ成長の途中なので、この反応がいいとか悪いとか、これから先も同じことを思うのかはわかりません。汗)

でも当時の私は自分のしていることに無我夢中だったので、図星をつかれたことを認められず、それを言い返したり覆すような語彙力もなく、ただ「ヘラヘラと笑う」か「だまる」というリアクションしか出来ずにいました。

ヘラヘラ笑うことに隠れた心理

「ヘラヘラ笑う」

子供の頃からしていたこのリアクションの中には、“プライドが高く、自分の間違ったり矛盾している自分を認められない自分”と“人から言われたことにNoと言えない(反論や反発ができない)自分”がいたように思います。

“プライドが高い”ってその言葉で終わらせてしまえばそれまでなのですが、私の心をもう少し紐解いていくと”そこを認めれしまったら、私は自分のことが嫌いになってしまう”という本心があるように思います。

「No」と言えず、怒ったり、反発できない自分の奥には、その悲しみを受け入れられないという心理があったように思います。

裏を返せば、当時の私はものすごく“自分のことを好きになりたい”と思っていたのだと思います。

でも、自分を好きになって自分の本心を認めてしまえば、自分がやりたくないことには「No」や「嫌」と言わなければいけなくなるし、自分の欲望に素直になってしまうと「今の自分には満足できない。これまでガムシャラに頑張ってきて、もう十分頑張ったと思うのに、またなりたい自分に向かって頑張り続けなければいけない」ということを認めるのが恐かったんだと思います。
(当時の私はガムシャラとか無茶をして頑張るタイプだったので、楽しくとかリラックスしてという選択肢がありませんでした。汗)

そんな私の腹の奥底で何重にも蓋をしていた本音と恐れを潜在意識はすっかりお見通しで、ペアの子が行ってくれるヒーリングの工程を通して、穏やかに手放していくことができました。

NOと言えない私の首のエネルギーを整える工程。
サンディエゴから帰ってからもこのヒーリングメニューは何度も何度も出てきました。
号泣していてもセッションが終わる頃には心から笑えるようになっているのがIntegrated Healingの愛の深さ。

あれから5年半。

自分のできていない部分や矛盾している部分を指摘されるとガッツリ凹むこともありますが、ヘラヘラ笑うとか、言葉が出ずに黙ってしまうということはなくなったように思います。

「No」と言う時は今でもものすごく緊張しますが、言うのが恐くて自分を押し殺してしまうようなことはしなくなりました。(その時に緊張するのと、自分を押し殺して嫌なことをやり続けるのではその後のストレスや湧いてくる感情が全然違います。)

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました♡

yukiritualのIntegrated Healingのセッションメニューの詳細、ご予約についてはこちらをご覧下さい。

この記事を書いた人
Yukina

神戸岡本のスタジオ「yukiritual」を拠点に活動するピラティスインストラクター及びIntegrated Healingプラクティショナー。
(秋冬にはローチョコレートの製造販売も行っています。)

日頃のレッスン、セッションを通して感じた事や、身体や心が軽くするヒントを発信しています。

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