「これぐらいがちょうどいい」という呪縛

Integrated Healing

サンディエゴで一番勇気が必要だったセッションは「自分を制限している信じ込みを手放す」というセッションでした。

講習が進むにつれて、心のブロックや罪悪感を手放し、自分自身が癒されていくと、今までの自分はこんなふうに生きていたなぁというところが見えてきました。

自分の行動や選択に制限をかけてしまう信じ込み


私の信じ込みは人生においていつも「私はこれぐらいが丁度いい」という言葉でした。

いつもそこそこの成績、そこそこ頑張り、サボっているようには見えないから目立たないし、怒られない。
自分の安全パイの範囲内で過ごしていました。

目立つような大失敗はしないけれど、その分、幸福度も高くはない。

だからいつも自分の人生に対して“何かを大きく変えたい”“もっと幸せになりたい”と思っていました。

なぜそんな制限をかけていたのか?

この習性がどこからきていたのか、当時はよくわかりませんでしたが、今思うと、スケートをしていた時の心の習慣だったように思います。

親やコーチに怒られたり、見放されないレベルの練習や頑張り、成績を感覚的にわかっていて、そこを超えない程度には練習する。
でも目立ちたくないから、そこそこまでできると早めに満足してしまう。

当時は無意識でしたが、そんな自分がいたように思います。

なんでそんなことを思っていたんだろう?

このブログを書くに辺り、自分の心を改めて見つめ直してみたのですが、当時の私は自信がなかったのだと思います。

今もそうですが、私は勝負事が苦手です。

勝負において勝ちたいという欲がないわけではありませんが、勝負事におけるそれ以外の感情への苦手意識の方が大きいように思います。それでもスケートは大好きでした。

技がたくさんあるし、日に日に新しい技の感覚が掴めていく工程や身体の感覚はすごく楽しいし、気持ちがいい!

大きい試合に出れば全国に友達や知り合いもできる。
だからここにいられる居場所が欲しいと思って頑張っていたように思います。

そんな気持ちが競技の向上とは、違う方向に働いてしまった私の潜在意識。(苦笑)

そして、その安全パイから出ない習性によって、卒業してからも心から楽しめるはずの人生を楽しみきれずにいました。

セッションの様子を見にきたいず美さんに「ゆきなちゃんはこれからも”これくらい”というところで生きていくの?」と聞かれた時、その延長にある自分の将来を想像して、ゾワッとしたことを覚えています。

いつも100%の自分で生きる

潜在意識に新しい目標を掲げてセッションを終わりました。

100%の自分で生きること

『100%の自分』これが私にとってどういう意味かと言うと楽しいことを純粋に楽しむということだと思います。

目立ったらどうしようとか、嫌だなという恐れより「楽しい!」に目が向けられることだと思います。
まだまだ数年しか経っていませんが、「楽しい!」を優先していくことで、恐れや嫌いだと思っていたものにも自分の中で新しい見解が見えてきたように思います。

それは100%楽しむことをやらないと見えてこなかったんだなぁということもわかりました。

帰国後に行ったIntegrated Healingのサロンの開業も、ワークショップも、アメリカにピラティスを学びに行ったことも、コロナ期間中のオンラインフリークラスも、チョコレートの製造販売を始めたことも、100%で楽しめる自分がいなければ実現しなかったり、少し違うものになっていたと思います。

今の私にはまだまだやりたいことがたくさんあるので、きっとこれから新しいことに挑戦するたびにこのセッションがあってよかったなぁと思えるような気がしています。

yukiritualのIntegrated Healingのセッションメニューの詳細、ご予約についてはこちらをご覧下さい。

この記事を書いた人
Yukina

神戸岡本のスタジオ「yukiritual」を拠点に活動するピラティスインストラクター及びIntegrated Healingプラクティショナー。
(秋冬にはローチョコレートの製造販売も行っています。)

日頃のレッスン、セッションを通して感じた事や、身体や心が軽くするヒントを発信しています。

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